大切な方とのかけがけのない思い出や特別な想いをジュエリーに込める手元供養“メモリアルジュエリー”。
昨年私にとって大きな道標のような存在の父が亡くなり、何か父との繋がりを身近に感じられる物を残したく、遺骨を納めたペンダントを作ることに決めました。
オーダーしたのは、どんな場面でも着用しやすい、直径15mmのコインペンダント。
父はいつも優しい光で照らし、見守ってくれている月のような存在だった為、中心部分には月を浮き彫りでデザインしました。
月のすぐ側には父の誕生石であるサファイアを星に見立ててセッティング。
月の周りには、絆の意味合いがあるマイレの葉を手彫りで施してもらい、カットアウトで立体感がある仕上がりに。
父の運転する車に乗る時間がとても好きだったので、いつでもその瞬間を思い出せるよう、遺骨を納めてもらった箇所には車のハンドルを刻印しました。
ハンドルの下にはハワイ語で“Hoomanao mau”(永遠の思い出)とメッセージを。
ペンダントが仕上がり、初めて手に取った瞬間は本当に感無量で、思わず涙がこぼれました。
身に着けていると、父が見守ってくれているような気持ちになり、私にとってお守りのようなペンダントとなりました。
これからも大切に身に着けていきたいと思います。